民進党の代表選の行く末
現在、9月の代表選に向けて民進党内騒動になっている。
現在 【民進党代表選】蓮舫氏の対抗馬は擁立難航中 非主流派、推薦人確保に苦戦
9月15日投開票の民進党代表選にむけて、民進党内では候補者擁立の駆け引きが起こっている。
真っ先に手を挙げたのは長島昭久衆議院議員だった。7月に行われた都知事選候補者としても名前が挙がった民進党内きっての保守系議員である。
長島昭久氏は野田グループに所属していたが、小西ひろゆきまで所属するのだグループでは政策の路線が合わないとして離脱。
現在は6人で政策グループ「国軸の会」を形成している。
吉良州司、鷲尾英一郎、北神圭朗、大野元裕、浜野喜史らがメンバーである。
共産党との共闘路線に嫌気が差しての今回の立候補宣言だったとみられるが、
党内ではまだ推薦人の規定となる20名に達しておらず、立候補はできないだろうという見方が強く、これを契機に独自の政党をつくるための助走ではないかと考えられる。
蓮舫候補に敵う知名度の議員がいない
民進党内での深刻な問題は、蓮舫議員の1強状態であることだ。メディアにも多く露出し、弁も立つ。都知事選で鳥越俊太郎氏が厚化粧発言をした際に演説の最中に鳥越候補をたしなめるなど、バランス感覚にも優れている。
党内では花斉会(野田グループ)に所属し、推薦人の確保にも十分である。民進党内では蓮舫氏と戦っても善戦できるならばいざしらず、惨敗してしまうので誰しも出馬することができずにいる。
残る候補者は?
残された候補予定者としては江田憲司代表代行と前原誠司元代表である。前原元代表は党内きっての保守派とされており、既存の民進党路線には賛同しかねるところもあるのだろう。しかし、細野衆議院議員や江田憲司代表代行ともパイプが太く、関係調整が難航しているようだ。特に江田憲司氏は民進党内で維新の会から率いてきた議員をまとめあげて、最大のグループを作ってしまった。江田憲司氏自身は出馬意向は無く、キングメーカーの位置に座る模様である。そのため、前原氏は江田憲司氏の意向を取り入れなければならない状態に追いやられている。
無投票か?
このままでは無投票となってしまうが、岡田代表は無投票は好ましくないと考えており、他の候補者擁立を促している。しかし、もはや辞職を都知事選最中に宣言してしまった代表に候補者を出す推進力は内容である。