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【都知事選考察】年齢はトップを決めるうえで重要である。

東京都知事選に出馬した後期高齢者

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日本の高齢化社会は止まることなく進行している。今回行われている都知事選挙でも75歳を超える後期高齢者が出馬してきているのである。全21候補者のうち3名が後期高齢者である。

 

医師である今尾 貞夫氏 76歳、元労相である山口 敏夫氏 75歳、そしてジャーナリストである鳥越俊太郎氏 76歳である。日本の社会が高齢化しているからといって、指導者まで後期高齢者であっていいのだろうか?

歴代の偉人も75歳までに引退

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日本の高度経済成長を支えた著名な経営者や政治家も75歳までには皆さん引退されているのである。例えば、パナソニックを創業した松下幸之助氏 67歳で一線を退いているし、ソニー盛田昭夫氏は71歳で病のため会長退任を退任されている。総理大臣を長く務めた田中角栄氏は58歳で首相辞職し、満75歳で永眠されている。

 

小泉政権の頃にも73歳定年制を理由に中曽根康弘元総理を引退させたことも記憶に残る有権者は多いことと思う。年齢というのは動かしがたい衰えの指標の一つである。

 

オリンピックを控える中で混乱している東京都の知事は活力のある人物がやらなければ務まらない。なぜ若手を育てるために影から支えようとしないのか?自己顕示欲の塊でしかない。

 

若手アイドルと変わらぬ「これから勉強します」

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都知事選新人候補の中に、76歳で政治経験がなく、会社経営経験もない人物がおり、出馬会見で「これから勉強します」と若手女性アイドルの出馬かと思わせる発言をした後期高齢者候補者がいた。鳥越俊太郎候補である。しかもその勉強不足の候補者は事前に出馬を決め、会見まで開いていた7歳年下の宇都宮健児候補をどけての出馬である。老害とは彼のためにある言葉ではないかといたく感心してしまった。

 

また、鳥越俊太郎は選挙戦が始まってから1日1~2回しか演説を行っていない、しかも本人は10分もしゃべらない、いやしゃべれないのである。なぜなら勉強不足だからである。最後には本人は街頭に立たないというから笑ってしまう。

 民主主義の根幹である選挙を軽視しすぎている。批判しかしてこなかったジャーナリストとは所詮、自分の言葉を持たないのである。

 

決定的な体力不足と健康問題

 今回このようなお年寄りの体をむち打ち、無理やり出馬させた民進党共産党ら野党のやり方は民主主義の過程としての選挙を軽視しているとしか感じられない、そして何よりも鳥越候補者の身体が心配である。当選したとしても 都知事の職を全うすることは不可能であることは選挙戦を観ていても明らかである。

 

7月16日7:30分からのフジテレビ新報道2001で行われるはずだった都知事選候補者討論会も鳥越俊太郎氏のドタキャンで中止になってしまった。体力面と政策を語る能力と両方が問題となり、見送ることとなったのではないかと推測する。

 

孤軍奮闘する小池百合子氏等他の候補者らは政策を語る機会を無くしてしまった。ジャーナリストとしてこのような事態をどうお考えかを聞いてみたいものだ。

石原慎太郎元知事とは全く違う

石原慎太郎元都知事とは経験も議会対応も違いすぎるのだ。なにより石原は議会にはいかなかったが元気に活動していたのである。80歳になってもトンカツをしょっちゅう食べるくらいである。石原元都知事は議会との根回しやコミュニケーションは頻繁に取っていた。だから予算や人事で停滞することなく都政を動かせていたのである。鳥越候補にはまずここまでの体力も余生も残されているとは考えられない。

 

都政を再度混乱させる不安を払拭してほしい

もしも、鳥越候補が本人のおっしゃるように健康で気力があふれているということであれば、選挙期間は毎日朝8時~夜8時まで走り回り、元気に演説してほしいものです。自らが元気であることを文字通り、白日のもと証明していただきたい。