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米国での安倍総理への評価を変えた河井克行総理補佐官

 前回記事にて日刊ゲンダイの河井克行議員に対する誹謗中傷について多くの誤解があることを書きました。今回はその河井克行議員の功績についても書きたいと思います。

 

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安倍総理の評判変えた河井克行衆議院議員(現総理補佐官)。

 

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第二次安倍政権

発足後、米国における安倍総理の評判がよろしくなかったことはご存じだろうか?

 

 例えば、政府側の公述人として安保法制賛成の立場から国会で議論を展開した、知米派の秋山信将氏(一橋大学教授)でさえ、安倍総理誕生直後のワシントンの雰囲気をtwitterで訪米直後にこう語っている。

 

 ‏@nobu_akiyama  2013年5月7日

 これは靖国神社参拝以前である。外交・防衛に関して安倍政権を高く評価している秋山信将氏がこのように感じるまでに安倍首相への評価は厳しかったのである。

 しかし、河井克之総理大臣補佐官がこの安倍総理への米国内の評価を一変させた。

 河井克行補佐官は現在に至るまで都合18回の訪米で、影響力の少ない知日派だけでなく、米議会・政府・メディア・シンクタンクの重鎮と接触し、安倍首相はナショナリストではあっても、ファシストや戦前レジームへの回帰を目指しているわけではないと根気よく説明していった。

 

 例えば、2016年1月5日の訪問では、ワシントンでNSCのクリテンプリンク・アジア上級部長と面談し、慰安婦問題に関する日韓合意を丁寧に説明した。クリテンプリンクの職責は、過去にマイケルグリーン等が務めた米国のアジア政策の司令塔の事務局長的役割である。その彼から「安倍晋三首相の勇気、ビジョン、強い指導力を心から歓迎する」との言葉を引き出したのである。つまり、米政府は日韓問題において、安倍政権はネット右翼的立場ではなく、むしろネット右翼の対極に位置する立場にあると公認したことをこれは意味している。

 

 また、河井克行議員はワシントンポストの著名な記者コラムニストであり、ホワイトハウス支局長という重責を担っているジュリエット・エイルペリンにインタビューをされ、「Agreement on ‘comfort women’ offers strategic benefit to U.S. in Asia-Pacific(『従軍慰安婦』に関する日韓合意は、アジア太平洋のアメリカに、戦略的な利益を提供する)」との記事になった。

www.washingtonpost.com

 

 この内容は、表題を読んで字のごとく、従軍慰安婦問題についての日韓合意のメリットについて、国務副長官等の政府高官、マイケル・グリーンをはじめとする専門家にインタビューしたところから始まる。記事は、彼らの日本側の努力も大いに評価しているという趣旨を紹介した上で、記事は、日刊合意が韓国の極左及び元慰安婦の方と日本の極右から非難を浴びたとする。

 そして、在米韓国大使館首席公使のチョヒュンドンと河井克行補佐官のインタビューが登場し、

But even with the pushback against the deal, Kawai said, the comfort-women agreement has already begun to pay dividends. Abe and Park spoke within 24 hours of North Korea’s nuclear test, which Kawai said showed working through the thorny issue of the women’s wartime claims allowed them to confer “through a relationship of trust.”

 (引用元:Agreement on ‘comfort women’ offers strategic benefit to U.S. in Asia-Pacific)

和訳:河井は「日韓合意は脆いからこそ、全ての関係者が合意の精神を育てていくことが非常に重要であり、米国の役割は重要である。日韓合意は北朝鮮の核実験に対して、24時間以内に安倍と朴が相談できるような信頼関係をもたらした」

 との見解が賞賛を以て紹介された。

 

 しかも最後の締めくくりは、「警告なしで核実験を行うのが金正恩だが、それより前に間に合って良かった」と河井克行補佐官の発言。記事でもっとも登場した人物は、国務副長官や国務次官、グリーン、韓国高官でもなく河井克行総理補佐官である。

 

 要するに、河井の主張が最も取り上げられ評価されたのである。ワシントンの空気は変わり、ワシントンポストホワイトハウス支局長やアジア上級部長等からの個人的な信頼関係を獲得した河井克行議員の手腕が大きな貢献を果たしたのは間違いない

 

 まさしく、河井克行の手腕は「極右の安倍」という米国でのイメージを変えたのである。河井克行補佐官が米国に何度も説明に行き、安倍首相に対するワシントンの評価を変えたことでオバマ大統領の広島訪問に通じていったことはまた後日記述したい。

 

 河井克行議員の活動はこちらのWEBサイトをご覧ください。(活動報告|衆議院議員 河井克行 公式サイト

河井克行議員を狙った日刊ゲンダイのウソ記事。

河井克行が元秘書に暴行を働いた??

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 河井克行といえばいまや武闘派議員ということになっているが実際のところどうなのか? 

 発端は週刊文春河井克行衆議院議員の元秘書である中村秀雄氏が繰り返し暴行を受けたと報道され、日刊ゲンダイが何の裏付け取材を行わないままに文春の記事を真似て拡散したためである。結果としてプロ市民を中心に拡散していく不思議なメディアなのである。

 最近のゲンダイの書きぶりがあまりにひどいため、過日、関係者にインタビューしたところ以下のような事実が判明した。

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